
【友情結婚】「ここがダメ=全部ナシ」はもったいない話
友情結婚を考えている人の中には、相手の「ここが合わない」「この点が自分と違う」といった理由だけで、すぐに候補から外してしまう人が少なくありません。というか、婚活界隈でうまくいかない人にありがちなパターンです。
でも、少し待ってください。本当にその「合わない部分」だけで、相手全体をゼロ(ナシ)と判断してしまっていいのでしょうか。
最近の友情結婚界隈(主に旧Twitter)では、どうしても物事を「1か0か」で決めたがる傾向が強くなっているように感じます。しかし、実際の人間関係はそんなに単純ではないはずです。
0か1じゃなく、0.3とか0.7って感覚をもつ
たとえば、「猫が嫌いだからこの人は合わない」「実家との距離感が自分と違うからナシ」といった具合に、たった一つの条件だけで相手を全否定してしまうケースはよくあります。
でも、それって本当にもったいないと思いませんか?
0か1で判断するのではなく、「この人は0.7くらい合うかもしれない」「ここは合わないけれど、他の部分がピッタリ」というように、グラデーションを意識してみるのも一つの方法です。
そもそも友情結婚は、一目惚れやフィーリングだけでなく、価値観や生活スタイルのすり合わせが肝心な関係性です。
多少のズレは当然ありますが、そのズレを「話し合いで埋められるかもしれない」と考えられるかどうかが、成功のカギを握っているように思います。
相手の話、ちゃんと聞いてる?
もう一つ大切なのは、「相手の意見を聞く姿勢」です。
最初に「え、それはないな」と感じた意見でも、なぜそう思っているのか理由をきちんと聞いてみると、意外と納得できる背景があることもあります。
たとえば、「別居婚がいい」と言う相手に対して、「うわ、合わない」と感じたとします。でも、その人にとっては「お互いの時間を大切にしたい」「お互いに自立していたいだけ」といったポジティブな理由があるかもしれません。決して仲が悪いとか、責任を避けたいわけではない可能性もあります。
そうしたときに、「この人は無理」と決めつけて終わらせるのではなく、「なるほど、そういう考え方もあるんだな」と一度受け止めてみることで、少しずつ歩み寄れる可能性が生まれるはずです。
完璧な相手なんていない
これは友情結婚に限らず、すべての人間関係に言えることですが、完璧に合う相手なんて、ほとんど存在しません。
むしろ、違いがあるからこそ、それをどう受け入れ、どう折り合いをつけていくか。その過程で信頼関係が築かれていくのだと思います。
もし「完璧な相手じゃないと無理」と考えるなら、それはあなた自身も、相手にとって完璧な存在である必要があります。本当に、あなたにそれができますか?
たった一つの違いだけで全否定してしまうと、出会いのチャンスはどんどん狭まっていきます。
それって、結局は自分にとっても大きな損失なのではないでしょうか。
こだわるのは1つだけでいい
「ここだけは譲れない!」ってポイント、1個だけ決めとくとすごくラクになります。
逆に言うと、それ以外は多少合わなくても目をつぶるくらいの気持ちがないと、たぶん一生婚活はおわらない。
たとえば「子どもは絶対にほしくない」っていうのが自分の譲れないポイントなら、そこだけは大事にしてOK。でも、掃除の頻度とか食の好みとかは、「ま、慣れるか…」で済ませる。
そういう“割り切り力”って、友情結婚では武器になります。
おわり:判断を急がず、まず話をしてみよう
友情結婚では、「この人は合わないかも」と感じたときこそ、一歩踏み込んで話してみることをおすすめします。
最初の印象が0.3だったとしても、しっかり話し合うことで0.7や0.9まで関係が深まることもありますし、逆に「この人は1.0だ!」と思っていた相手が、後から合わないと気づくことも珍しくありません。
友情結婚は、条件を並べて“完璧”を求める関係ではありません。
むしろ、お互いの「グレーゾーン」をどう受け入れ合うかが大切なのです。
だからこそ、すぐにジャッジせず、まずは「相手の意見を聞いてみる」ことから始めてみましょう。
友情結婚というパートナーシップは、白黒をはっきりさせるものではなく、グレーの中でお互いを理解し合う柔軟さが求められます。
「何が何でも完璧じゃないとイヤだ!完璧じゃなきゃ結婚する意味がない!」
そう考えてしまう人ほど、もったいないチャンスを逃しているのかもしれません。