すべての友情結婚アプリの利用者は受け身である

なぜ友情結婚アプリはほぼ全ての人が受け身志向になるのか?その心理と解決策

友情結婚アプリを利用する人の多くが「受け身志向」になるのをご存知でしょうか?
通常のマッチングアプリとの違いや、なぜ積極的に行動できないのか、その背景には3つの心理的要因があります。

本記事ではその理由を徹底解説し、相手との良い出会いを引き寄せるための考え方と行動のヒントを紹介します。

友情結婚アプリにおける「受け身志向」とは

友情結婚アプリを利用する人の多くは、自分から積極的に動くよりも「相手からのアクションを待つ」姿勢をとりがちです。

これは通常のマッチングアプリ以上に顕著であり、結果としてマッチングが停滞する一因にもなっています。
では、なぜほとんどの人が受け身になるのでしょうか?その背景には大きく3つの理由があります。

理由① そもそも結婚したくない

マッチングアプリを利用する人の中には「とりあえず登録しただけ」「親や周囲に勧められて始めた」という層も一定数存在します。

リクルート・ブライダル総研の「婚活実態調査2024」によると、婚活サービス利用者の中でも実際に行動せず「放置状態」の人が約3割存在します【出典: リクルートブライダル総研】。

周囲で結婚していく人が増え、その焦りから「とりあえず」始めてみたものの、実際には積極的に動けない・・・。
友情婚の世界でも同じような現象が見られます。

「最終的にこうなりたい」「ああなりたい」といった具体的なビジョンが描きにくい、あるいはそもそも考えていないため、結果として受け身の姿勢になりがちなのです。

自分自身の考えが明確に固まっていないからこそ、周囲の雰囲気や流れに任せてしまいやすく、気づけば「登録はしたものの動けない」という状態に陥ります。
思い描く将来像と、現実的に歩める道筋との隔たりが大きすぎて、なかなか一歩を踏み出せないのです。

さらに、LGBTQを自認している人の場合には、心のどこかで「一人で生きていく」という覚悟を抱えていることも少なくありません。
そのため、結婚やパートナー探しに対してもどこか冷めた視点を持ってしまい、「どうせ自分は本気になれないのではないか」と感じやすくなります。覚悟しているからこそ、積極的に動かず、表面的にはアプリを利用していても、実際には受け身で過ごしてしまうのです。

このような層は「本気で出会いたい」とまでは考えていないため、結果的に行動が消極的になり、自然と受け身志向になってしまうのです。

理由② 通常のマッチングアプリでの経験が影響している

一般的なマッチングアプリでは、特に女性ユーザーの場合、「女性」として登録するだけで、写真やプロフィールをほとんど記載していなくても多くの「いいね」が送られてきます。

さらに、相手に「いいね」を返してマッチングすると、数十件から数百件ものメッセージを一度に受け取ることも珍しくありません。

こうした体験から「待っていれば自然に相手からアプローチが来る」という感覚が強化され、友情結婚アプリでも同じ姿勢で利用してしまうのです。

また、大量のメッセージや「いいね」を受け取ることで、自分は「選ぶ側」であると無意識に認識してしまいます。その結果、「自分から積極的に動かなくても良い」という意識が定着しやすくなるのです。

一方で、男性ユーザーの場合は逆の体験をすることも少なくありません。
多くの男性は「いいね」を送ってもなかなか反応が得られず、メッセージを送っても既読スルーされる経験を繰り返します。

こうした状況が続くと友情結婚アプリでも「どうせ反応はないだろう」と考え、自分から行動する意欲を失い、受け身志向に傾いてしまいます。

さらに、友情結婚を希望するゲイの男性の場合は、そもそも女性に恋愛的な興味を持てないため、アプローチのきっかけをつかみにくいという背景もあります。

結果として「どう行動すればよいかわからない」「自分から積極的に関わるのは難しい」と感じ、受け身になりやすいのです。

理由③ 「してもらうこと」が前提になっている

恋愛や婚活における「男性がリードし、女性が待つ」という文化は依然として根強く残っています。

実際、電通総研の調査(2021年「恋愛観の変化」)でも、約半数以上の女性が「男性が積極的であるべき」と回答しています。

男らしく女らしくという言葉が問題であるとされていく時代の中で、この価値観は時代遅れにも見えますが、現実の婚活市場ではいまだ強い影響力を持っています。
その結果、友情結婚アプリにおいても「待つのが当たり前」という感覚が定着しやすいのです。

心理学的にも、人は「リスク回避傾向(Risk Aversion)」を持ち、拒否されるリスクを避けようとします。
そのため、男らしさ・女らしさという枠組みが揺らぐ現代においてもなお、「自分から行動するより、相手からアクションをしてもらう方が安心」と感じ、受け身姿勢を選びやすくなるのです。

受け身志向から抜け出すためのヒント

  • 友情結婚活動をやめる

    もし「とりあえず登録しただけ」「周囲に流されて始めただけ」という気持ちで活動を続けているのなら、いっそやめてみるのも選択肢のひとつです。
    結婚やパートナー探しは「周りがしているから」「なんとなく」という理由で続けても、心から納得できる結果にはつながりにくいものです。
    むしろ「自分は本当に結婚したいのか」「どんな人生を歩みたいのか」を立ち止まって考える時間を持つことの方が、長期的にはプラスになります。
    やめることは「諦めること」ではなく、「自分の意志で選ぶこと」です。受け身ではなく、自分の人生を主体的にコントロールする一歩として「やめる」を選ぶのは、立派な自己決定なのです。

  • 小さなアクションから始める

    最初から長文のメッセージを送る必要はありません。
    相手のプロフィール文の一部分に「その趣味、自分も好きです」「この考え方に共感します」と短く触れるだけでも十分です。
    こうした小さなアクションが「まず動いてみる」という習慣をつくり、行動のハードルを大きく下げてくれます。

  • 相手も同じ不安を抱えていると知る

    「自分から動くのは怖い」と感じているのはあなただけではありません。
    実際、多くのユーザーが同じように受け身志向に悩んでいます。
    そのため、あなたが一歩踏み出せば「行動してくれて嬉しい」と思う相手は意外と多いのです。
    お互いが不安を抱えていることを理解することで、気持ちがぐっと楽になります。

  • プロフィールを工夫して「話題のきっかけ」を仕込む

    行動をラクにするもうひとつの方法は、プロフィールに会話のきっかけになる内容を入れておくことです。
    たとえば「最近は登山にハマっています」「映画は邦画より洋画派です」といった一文を加えると、相手からメッセージが届きやすくなるだけでなく、自分も相手に質問を投げかけやすくなります。

  • オンラインからオフラインへの意識を持つ

    友情結婚は生活に直結するため、いつまでもアプリ内のやり取りにとどまるのではなく、オンライン面談やカジュアルな対話に進むことが重要です。早めにオフラインに近い形へ移行する意識を持つと、受け身から主体的な行動へ自然にシフトできます。

  • 「失敗してもいい」と考える

    最初のメッセージがスルーされても、それは「自分に価値がない」わけではなく、単に相性が合わなかっただけです。
    心理学では「行動すること自体に価値がある」とされており、失敗を恐れず試すほど成功確率は高まります。

まとめ:友情結婚アプリで良い出会いを引き寄せるには

  • 友情結婚アプリの利用者が「受け身志向」になりやすい理由は、大きく次の3点に整理できます。

    1. そもそも出会いを希望していない層が存在する
       自分で考えて行動していないため、アプリを積極的に使わない。

    2. 過去のマッチングアプリ経験から受け身になっている
       特に女性は「待っていれば相手から大量のアプローチが来る」という体験が行動パターンを強化している。

    3. 「してもらうこと」が前提になっている文化的背景
       男らしく女らしくが禁忌とされていく時代の中でも、日本の婚活文化には依然「男性がリード、女性が待つ」という意識が残っており、受け身姿勢が安心と感じられやすい。

    しかし、受け身のままでは理想の出会いにたどり着くのは難しいのも事実です。そこで有効なのが、以下のような小さな一歩です。

    • 短い一文で共感を伝えるなど、小さなアクションから始める

    • 相手も不安を抱えていると理解し、自分が動く側に回ってみる

    • プロフィールに会話のきっかけを仕込んで自然に交流できるようにする

    • 失敗を恐れず試すことで、次の出会いにつなげる

    友情結婚は、待つだけでは成り立ちません。お互いが「共に歩む」意識を持つことで初めて、安心できるパートナーシップが築かれます。
    受け身から一歩抜け出す勇気こそが、理想の友情結婚を現実にする最大のカギになるのです。

さいごに

「お互いがいいねしたのにメッセージくれない」という理由で通報ボタンを押さないでください・・・
あなたから声かければいいだけですよ・・・
ほんと、、頼みます・・・

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