性愛関係を望まないけれど「家族」がほしい。そんな思いから選ばれることが多い友情結婚。アセクシャルやゲイ・レズビアンの方が、社会的な承認や安定した生活基盤を求めて選択するケースが増えています。
でも、スタート地点が「親のため」「お金の不安」「周りの流れ」だったりすると、あとで自分が疲れてしまうことが多いんです。
MITRAの運営経験から言えば、動機が曖昧なまま友情結婚に踏み切った人ほど、関係が長続きしにくい傾向があります。ここでは、友情結婚を選ぶ前に一度考えてほしい4つのパターンを紹介します。
異性愛者(ストレート)の人は要注意
友情結婚は、恋愛感情や性的な関係を前提としません。だから、恋愛で満たされたい気持ちがある人には、正直なところ向いていない形態です。
ストレートの方が友情結婚を選ぶと、本来の欲求をずっと抑え込むことになりがち。「最近恋愛に疲れたから」くらいの軽い気持ちで始めると、相手の切実さとの温度差に苦しむことになります。
実際に関係が壊れるきっかけとして多いのは、「相手を異性として意識してしまった」「スキンシップがないのが辛くなった」といったもの。
友情結婚専門の相談所では、入会者の多くがゲイやアセクシャル・ノンセクシャルの方です。ストレートの方が入会すること自体は珍しくありませんが、長期的にうまくいくケースは限られています。友情結婚の離婚率については「友情結婚の離婚率って実際どうなの?」で詳しく解説しています。自分のセクシュアリティと向き合わないまま進むのは危険です。
「親を安心させたい」が一番の動機になっている人
親の承認が動機の中心にあると、親がいなくなったとき、残るのは空っぽの形だけになりかねません。
表面上は「結婚した」という形が整っていても、二人の間には特に結びつきがない。そうなると、時間とともに小さなズレがどんどんたまっていきます。
まずは「自分はどうしたいのか」を、自分の言葉で説明できる状態になってから動き出しても遅くはありません。親のためではなく、自分のための選択かどうか。そこを確認してみてください。
「結婚すれば経済的に安定する」と思っている人
経済面で相手に頼り切りだと、いざ離婚を切り出されたとき、逃げ場がなくなります。
友情結婚には恋愛感情という「粘着力」がありません。相手にかかる負担が偏ると、関係はあっという間に冷めてしまう。感情的な引力がない分、不公平さが関係を壊すスピードも速いんです。
「結婚したら安定する」と漠然と思っているなら、まずは経済的な不安の中身を分解してみてください。それは本当に友情結婚でしか解決できないことなのか。別の手段で対処できるものが混じっていないか。見極めてから進んでも遅くはないはずです。
「周りが結婚してるから」で焦っている人
友人や同僚がどんどん結婚していく。そんな中で焦りを感じるのは自然なことです。でも、その焦りに流されて決めてしまうと、本来の自分を見失いやすい。
焦りを感じたら、一回立ち止まってみてください。「なぜ今なのか」「自分は結婚に何を求めているのか」を整理してみる。答えが「みんながしてるから」だけなら、それは危険信号です。
友情結婚は、周りに合わせるためのものじゃない。自分にとって必要だから選ぶもの。成功のコツは「実際に友情結婚した人が語る、MITRAで出会って結婚するまでのリアルな話」を参考にしてください。その順番を間違えると、あとで苦しくなるのは自分自身です。




